市役所から転職するのはもったいない?
市役所から転職ってできるの?
ブラック市役所で8年間勤務し、ホワイト市役所への転職に成功した私が、公務員からの転職リスクについて解説します。
この記事を読むとわかること!
- 市役所から転職できない理由
- ブラック市役所で働き続けるリスク
- ブラック市役所から転職するリスク
- 市役所から転職準備・転職活動の方法
結論、市役所からの転職はできます!転職するリスクと転職しないリスクを整理し、転職への不安を解消しましょう!
市役所から転職できない理由とは?
市役所から転職できない理由は、「漠然としたイメージ」で転職を諦めているからです。
市役所と家を行き来する毎日。
多忙な状況で毎日過ごしていると、職場以外の人と会う機会も減り、今ある環境が当たり前と思い混んでいませんか?
転職について考える機会もなく、世間の声と同じように漠然と「市役所を辞めるなんてもったいない」「どこの市役所も同じだ」というイメージになってしまいます。
私自身ブラック市役所に8年間勤務する中で、
- 民間企業は、公務員よりも収入が不安定、福利厚生も公務員ほど充実していない
- 市役所はどこも同じ状況でサービス残業やサービス有休が当たり前
というように漠然としたイメージしかありませんでした。
この漠然としたイメージは、あながち間違いではありませんし、働いている市役所での仕事に誇りを持って取り組むことは、なにも悪いことではありません。
しかし、今の職場環境に少し違和感があるのであれば、「漠然としたイメージ」ではなく、具体的に転職について考えることが大切です。
転職リスクを考える!
今の職場環境に違和感があるのであれば、転職するリスクと転職しないリスクについて考える必要があります。
リスクをどこまで受け入れられるかは人それぞれです。しかしブラック市役所から転職しないこともリスクであることを理解し、許容範囲内のリスクで行動することが大切です。
ブラック市役所からの転職をする場合、民間企業に転職する場合と市役所に転職する場合でリスクが異なります。
市役所に転職するリスク
市役所間の転職では、次のようなリスクがあります。
- 一時的に役職が下がる
- 収入の大幅増が見込めない
- 組織風土のミスマッチ
- 人間関係のミスマッチ
同じ市役所であるため、リスクを最小限に抑えることができます。むしろ、制度的にも公務員間の転職は、次のようなメリットがあります。
- 社会的信用や収入の安定面に変わりはない。
- 退職金の引き継ぎができる。
- 民間企業からの転職者に比べ、前歴換算割合が高い。
- 地域手当の有無で前職よりも給与が増える場合がある。
- サービス残業・有休がなくなり、実質的な収入が上がる。
- 仕事内容の大枠は同じであり、むしろ他の市区町村での経験が活かせる場合がある。
また、転職先がブラック市役所ではないかを確認する方法は、「ブラック市役所」にまとめています。
参考にすることで、ブラック市役所への転職を事前に防ぐことができます。
民間企業に転職するリスク
市役所から民間企業への転職には、次のようなリスクがあります。
- 社会的信用の低下
- 収入が不安定になる
- 福利厚生が整っていない
- 倒産やリストラ
- 仕事内容のミスマッチ
- 周囲から公務員を辞めることへの反対
- 組織風土のミスマッチ
- 人間関係のミスマッチ
異業種への転職となるためリスク項目が多くなります。
しかしそれらを覆せる「収入の大幅増やスキルアップ」の可能性もあります。
転職しないリスク
今働いているのがブラック市役所であれば、
- サービス残業・有休による実質的な収入が低い。
- 大幅な収入増が見込めない
- 根強い年功序列が残っている。
- 充実した福利厚生を活用できない。
- 人材不足が加速していく。
- 年齢とともに転職をしにくくなる。
といった転職しないリスクがあることを理解しておきましょう!
転職するリスクと転職しないリスクのどちらが大きいかは、その人次第です。
私の場合、ブラック市役所働きながら、毎日子どもの寝顔しか見れない日々を過ごしながら、
- 何のために働いているか
- どういう人生を送りたいか
を真剣に考え、何もせずこのまま仕事中心の人生になり後悔したくない思いから、転職することを決意しました。
転職するリスクとしないリスクを十分に理解し、状況や目標に合わせて慎重に検討することが重要です。
転職活動は「ノーリスクハイリターン」
転職にはリスクはありますが、転職活動は「ノーリスクハイリターン」です。
転職活動することで、自分がどうありたいかを見直す良い機会になると同時に、自分の市場価値やキャリアの見直しをすることができるからです。
転職活動準備で自分を見直し、転職活動により自分の市場価値を見つめ直しことができます。
転職活動準備
具体的な転職活動に移る前に自己分析を行います。
- 得意不得意がわかる
- 好き嫌いがわかる
- 経験してきたことがわかる
- 価値観(大切にしていること)がわかる
- 今後のライフプランを考えることができる
これらを洗い出すことで転職のミスマッチを防ぐことに繋がります。
ホワイト市役所への転職
最小限の転職リスクで転職できるため、ホワイト市役所への転職をオススメします。
全国的に経験者採用が増えており、採用側も即戦力を求めていると言えます。
実際に私のホワイト市役所での同期には、ブラック市役所からの転職者が複数人います。
民間企業への転職
民間企業への転職を希望するなら、転職エージェントを利用することをオススメです!
転職エージェントを利用するメリット
- 短期間で多くの応募が可能
- 働きながらでも転職活動をしやすい
- 応募書類の添削や面接対策、応募書類の提出、面接の日程調整、労働条件の交渉を代わりにしてくれる
また、転職エージェントは、企業側の採用が決まるとその成果に対して、企業から報酬が支払われる仕組みになっており、転職者にとっては、無料で転職サポートを受けることができることも大きなメリットです。
転職活動する時間はないから、退職してから転職活動したいんだけど
結論、仕事を辞めてからの転職活動はオススメしません。
どのぐらい転職活動時間を割けるかにもよりますが、少なくとも1~3ヶ月はかかります。
転職活動時間を取れないからといって、仕事を辞めてからの転職をしようとするとかえって、転職活動が不利になる可能性があるからです。
転職活動をすることは、転職することとイコールではありません。転職活動を通して、自分を見直し、転職しないという選択肢もあります。
何もやらずに後悔するのではなく、行動して選択しましょう!
【まとめ】転職リスクを整理し、転職活動を始めよう!
転職リスクを整理し、転職活動しましょう!
転職リスクには、転職するリスクだけでなく、転職しない場合のリスクもあります。
転職しないリスクを考慮せず、気づいたら転職できない年齢となっては手遅れです。
多忙の中での転職活動は大変ですが、手遅れになる前に行動することが大切です。
私の経験が、ブラック市役所から脱出するきっかけになれば幸いです。
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