市役所から市役所への転職って
できるの?
ブラック市役所で8年間勤務し、ホワイト市役所への転職に成功した私が、市役所から市役所への転職について解説します。
この記事を読むとわかること!
- 市役所から市役所へ転職できる理由
- 民間企業からの転職者よりも有利
- 経験者採用枠で強みの活用
- オンライン講座で効率よく勉強
- 今の職場にバレないかどうか
結論、市役所から市役所への転職はできます!
民間企業からの転職者よりも、同業種からの転職者が求められているからです。
この記事を読んで、市役所間の転職について整理しましょう!
民間企業からの転職者よりも有利
経験者採用枠は、民間企業からの転職者よりも市役所からの転職者の方が有利です!
経験を採用側にPRしやすいことや制度面(給与と退職金)で優遇されているためです。
知識と経験
市役所からの転職者は、市役所文化を知っているため、即戦力として働けるという大きなPRポイントを持っています。
- 法令解釈
- 予算・決算
- 市町村間で差のない業務(住基・税・保険など)
また転職前後の市役所を知ることで、転職後の市役所で参考にできるものもあります。
市役所からの転職者は、未経験者よりも有利な自己PRができるということです。
給与と退職金
市役所からの転職者は、民間企業からの転職者よりも、給与と退職金が優遇されます。
職歴加算
職歴加算とは、前職の職務経験が入職時の初任給に反映される制度です。職歴加算率は、転職前後の仕事内容の関連性が大きいほど高くなります。
実際、市役所から市役所へ私が転職した際は職歴加算率は100%でした。
退職金の引き継ぎ
民間企業の場合は、前職の勤務年数(退職金)を引き継ぐことはできませんが、公務員の場合は、前職の勤務年数を次の職場に引き継ぐことができます。
ただし、引き続き在職することが条件であるため、退職した翌日に入職しないといけないことを抑えておきましょう!
制度上も、民間企業からの転職よりも優遇されていることがわかります。
市役所間の転職のデメリット
市役所間の転職にデメリットはないの?
デメリットとして、「転職理由が作りにくい」といわれますが、筋の通った転職理由であれば大丈夫!
面接官は、市役所間の転職者に対し、
「今働いている市役所を転職する理由はなにか?」
「今働いている市役所ではなく、うちの市役所を選ぶ理由はなにか?」
といった疑問を持っています。
つまり転職先の市役所で働きたいという理由をより明確にしなければなりません。
前向きで転職先の市役所でしかできない転職理由であれば心配ありません。
また、家庭の事情による転職理由は納得されやすいです。結婚に伴う引っ越しや地元への帰省などは、面接官を納得させやすい転職理由です。
経験者採用枠で強みを活かす
試験区分はどう選べばいいの?
市役所から市役所への転職者には、経験者採用枠がオススメです。
市役所の受験には、通常(大卒程度)枠と社会人経験枠という試験区分があります。
通常枠での受験は、自治体によっては専門試験もあり、勉強時間の確保が必要となります。
その一方、社会人経験者枠は、教養試験のみの市役所が多く、面接重視の傾向があります。
市役所で働きながら転職を考えている皆さんは、
- 日々の業務に追われている
- 勉強時間が取れない
という方が多いと思います。
膨大な勉強時間が必要な通常枠で戦うのではなく、長所(今までの経験)を活かせる経験者採用枠で受験する方が、圧倒的に合格率は上がります。
【体験談】私も経験者採用枠で受験!
筆記試験対策にかかる時間を最小限に抑え、面接対策に力を入れることで合格した経験があります。
自分の経験を活かした自己PRがしやすく、採用側も即戦力として期待をもち、採用してくれたと感じています。
今後は、少子高齢化に伴い、公務員に関わらず労働者不足が進む時代です。各市役所でも人材不足を補うため、経験者採用枠の人数を増やしている市役所もたくさんあります。経験者採用枠での転職がしやすくなっていくでしょう!
経験者採用枠は倍率が高いって聞くけど?
倍率は高いですが、本当のライバルは少ないです!
経験者採用枠は、通常枠に比べ、筆記試験のハードルが低いです。中には全く勉強もせず、前職では市役所と関係のない仕事をしていたという人もたくさんいます。
ただし皆さんのライバルはそういう方ではないです。市役所職員以上に活かせる前職はないのも事実です。
オンライン講座が合格への近道
忙しい市役所から市役所への転職者には、オンライン公務員講座をオススメします。
働きながらの転職は、受験経験がある方であっても負担が大きいです。オンライン講座には、効率のよい転職活動を行うことがメリットが3つあります。
- 時間・場所に縛られない
- 対面講座に比べて受講料が安い
- 豊富なコンテンツ
これらのメリットにより、オンライン講座は働きながらの転職者にとって、便利で効率的な学習手段となります。
公務員講座なしでの受験ではダメなの?
公務員講座なしでも受験は可能です。
過去に公務員試験の勉強をして、知識が残っている場合は、無理に受講する必要はありません。
ただ、今の市役所に入庁してから時間が経っていて、知識が残っていない。合格率を少しでも上げたい方は、受講してみるといいでしょう!
各講座の公式サイトで、無料体験講座を利用してから、受講するかどうかを決めてみるといいでしょう!
今の職場にバレないか
採用情報がバレることはありません。
受験者の個人情報は、採用部門以外では使用されないからです。
バレてしまう理由は、自分で周りに話してしまうことが原因です。
【体験談】誰にも話さず受験!
私自身、誰にも話さず受験しましたが、自分から言うまで周りにはバレていませんでした。
また、同じ市役所間を転職した人が数人いましたが、お互い職場に報告するまで知りませんでした。
自分が注意さえすれば、採用情報がバレることはありませんのでご安心ください。
【まとめ】市役所から市役所への転職はできる
結論、市役所から市役所への転職はできます。
むしろ民間企業からの転職者よりも有利に転職を進めることができます。
- 知識と経験を採用側にPRしやすい
- 制度面(給与・退職金)で優遇されている
- 経験者採用枠で強みを活かす
- オンライン公務員講座で効率よく対策ができる
時間がない、職場にバレるのが心配でブラック市役所で働き続ける必要はありません。
今の市役所での働き方への不満を我慢するよりも、一歩踏み出してみる勇気が大切です!
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