- 公務員のやりがいを知りたい
- どんな場面で感じるのか
- やりがいが持てず悩む
結論、公務員のやりがいは、自分の仕事が誰かの生活を支えているという手応えにあります。
ただし、その手応えは黙って待っていても届くものではありません。
売上のような共通の数字が出ない仕事だからこそ、やりがいの在りかを自分で見つける必要があります。
ここでは現役の市役所職員である私が、公務員のやりがいと魅力の正体を公的データと実体験の両面から整理します。
国の調査では、働きがいを感じている職員が何割いるのかという実数まで公表されています。
あわせて「やりがいがない」と言われる理由を、重要度と実感度のギャップという構造で説明します。
部署によってやりがいの質がどう変わるかも、5つの系統に分けて比較表にまとめました。
やりがいが薄いと感じたときに取れる道も、3つの選択肢として具体的に紹介します。
読み終えるころには、自分にとってのやりがいがどこにありそうか、見当がつくはずです。

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公務員のやりがいとは
ここでは、公務員のやりがいを感覚ではなく数字から見ていきます。
その割合が実際に何%なのかという実数から、順に確認していきます。
その内訳をたどると、やりがいがどの要素から生まれているのかも見えてきます。
民間企業の仕事との違いも整理するので、比べながら読み進めてみてください。
まずは全体像から押さえていきます。
国の調査が示す実態

実際にやりがいを感じている公務員は、どのくらいいるのでしょうか?



国の調査では、働きがいを感じる職員が6割近くという結果が出ています。
結論、働きがいを感じている職員は6割弱で、決して少数派ではありません。
内閣人事局が公表した令和7年度の職員アンケートに、その実数が示されています(2026年8月時点)。
「現在の仕事に働きがい(やりがい)を感じているか」に対し、そう思うと答えた人は合計57.2%でした。
内訳はとてもそう思うが12.1%、どちらかと言えばそう思うが45.1%です。
回答者は62,953人で、府省等に勤務する常勤職員からランダムに抽出されています。
推移は令和5年度58.0%、令和6年度55.6%、令和7年度57.2%と、6割弱で落ち着いています。
ただし、この調査の対象は国家公務員で、市役所などの地方公務員は含まれていません。


結論として、やりがいを感じる職員が多数を占める状態は、数字のうえでも裏づけられています。
やりがいの3つの源泉





公務員は、どんなところにやりがいを感じているのでしょうか?



任せてもらえる感覚が、いちばん高い実感値になっていました。
結論、公務員のやりがいは「裁量」「社会の役に立つ実感」「成長」の3つから生まれています。
内閣人事局の同じ調査には、働きがいを構成する項目ごとの実感度が並んでいるためです。
上司等から適切な裁量を与えられて仕事を任せてもらえるは68.7%で、最も高い数字でした。
自分の仕事が国民・社会の役に立っている実感があるは61.8%です。
困難な課題・業務への挑戦を通じた成長実感があるは53.3%となっています。
一方で、努力に見合った給与が得られているは48.1%、社会的評価が高いは47.7%にとどまります。
この数字も国家公務員が対象ですが、住民や地域住民との距離が近い自治体でも同じ3つがよく語られます。
日々の業務がどう動いているかは、市役所の仕事内容の全体像を読むと掴みやすくなります。
結論として、給与や世間の評価よりも、任される感覚と貢献の実感がやりがいの中心にあるようです。
民間との決定的な違い



民間企業のやりがいとは、何がいちばん違うのでしょうか?



目的が利益ではなく公益に置かれている点が最大の違いです。
結論、最大の違いは「何のために働くか」という目的が、利益ではなく公益に置かれている点です。
目的が違えば、成果の測り方も評価のされ方も変わってくるためです。
民間企業には売上や利益という共通の物差しがあり、自分の貢献度を数字で示しやすくなります。
一方で公務は、住民の暮らしが滞りなく続いている状態そのものが成果にあたります。
何も起きなかった一年は、実は多くの調整が効いていた一年でもあります。
| 比較の軸 | 公務員 | 民間企業 |
|---|---|---|
| 仕事の目的 | 公益の実現 | 利益の追求 |
| 成果の見え方 | 数字に表れにくい | 売上や利益で表れる |
| 評価の反映 | 給与に直結しにくい | 賞与や昇給に直結する |
| 影響の範囲 | 住民全体に広く及ぶ | 顧客と取引先が中心 |
| 立場の安定性 | 景気に左右されにくい | 業績の影響を受ける |
表のとおり、どちらが優れているという話ではなく、測っている物差しが違うだけです。
結論として、民間の物差しで測ろうとするほど、公務のやりがいは見えにくくなります。
現役が感じるやりがい5選
ここからは、現役の市役所職員として実際に手応えを感じた場面、つまりこの仕事の魅力を紹介します。
データで見た「社会の役に立つ実感」が、現場ではどんな形で届くのかという話です。
代表的な場面は5つあり、そのうち特に大きい3つを先に詳しく取り上げます。
どれも派手ではありませんが、仕事を続ける力になるのはこうした小さな実感です。
自分に当てはまりそうかを考えながら読んでみてください。
- 住民から届く直接の感謝
- 規模の大きい仕事を動かせること
- 生活の土台を支える手応え
- 制度そのものを作れること
- 幅広い分野を経験できること


住民から届く直接の感謝



窓口の仕事でも、やりがいを感じる瞬間はありますか?



ありがとうと直接言われる機会は、民間より多いかもしれません。
結論、住民から直接届く「ありがとう」は、公務員のやりがいの入口になります。
相手の生活に直接触れる場面が多く、反応がその場で返ってくるためです。
制度が複雑で困り果てていた方に、使える手続きを順番に整理して案内したことがあります。
帰り際にかけられた「来てよかった」の一言は、何年たっても覚えています。
こちらにとっては数千件のうちの一件でも、相手にとっては人生の一場面にあたります。
地域住民との距離の近さは、規模の大きい組織ではなかなか得られない資産です。
窓口では苦情も受けますが、その分だけ届く言葉の温度も高くなります。
同じ地域の方と何年も関わる仕事は、民間の接客とはまた違う積み重ね方をします。
こうした場面に喜びを感じる方は、公務員に向いている人の特徴にも当てはまりやすい傾向があります。
結論として、感謝が直接届く距離の近さは、自治体の仕事ならではの手応えです。
規模の大きい仕事を動かす



大規模な仕事に関われるというのは、本当でしょうか?



一つの事業が数万人の暮らしに関わることは珍しくありません。
結論、一人の担当者が数万人規模の事業を動かせる点は、大きなやりがいになります。
自治体の仕事は対象が住民全体で、民間企業の一事業より影響範囲が広くなりやすいためです。
人事院が令和7年に実施した、国家公務員の総合職として採用された新人767人へのアンケートでも、この点は志望理由の上位に並びます。
「スケールの大きい仕事ができる」を挙げた人は53.8%で、3番目に多い理由でした。
この調査は国家公務員が対象ですが、規模の大きさに惹かれる感覚は自治体でも共通します。
実際、予算書のわずか一行が、翌年度から数万世帯の負担を変えることもあります。
道路や公園のように、完成すれば何十年も残る仕事に関われる点も特徴です。
自分が担当した施設を、休みの日に家族が使っているという場面も珍しくありません。
自分の名前は表に出ませんが、地域の景色が変わった理由を知っているのは担当者だけです。
結論として、担当した仕事の影響が地域全体に及ぶ実感は、民間では得にくい種類のものです。
生活の土台を支える手応え



目立たない仕事でも、やりがいはあるのでしょうか?



生活の土台を守る仕事ほど、止まったときの重さで価値が分かります。
結論、災害や福祉のように生活の土台を守る仕事には、静かで確かなやりがいがあります。
日常が何ごともなく続いている状態そのものが、その仕事の成果にあたるためです。
人事院の同じ調査では「公共のために仕事ができる」が73.0%で、最も多い志望理由でした。
「仕事にやりがいがある」も54.8%が挙げており、2番目に多い理由となっています。
こちらも国家公務員を対象にした調査ですが、生活を支える仕事の重みは自治体でも変わりません。
台風の夜に避難所を開ける仕事は、誰にも褒められませんが、確かに誰かの安全を守ります。
窓口が開いていること自体が、誰かにとっての最後の頼り先になる日もあります。
残る2つの場面は、制度そのものを作れることと、幅広い分野を経験できることです。
要綱や条例の見直しは、目の前の困りごとを仕組みごと変えられる数少ない仕事にあたります。
数年ごとに部署が変わる仕組みも、一つの組織の中で複数の職業を経験するような面白さがあります。
この5つのどれに強く反応したかで、自分に合いそうな部署の方向も見えてきます。
結論として、感謝されにくい仕事ほど支えている実感は深くなり、それがこの5つに共通する手応えです。
やりがいや魅力に惹かれてこれから公務員を目指す方は、試験対策の全体像を早めに掴んでおくと動きやすくなります。
やりがいがない理由
「公務員にはやりがいがない」という声も、根強く残っています。
ここでは、その理由を感情論ではなく調査データの構造から説明します。
鍵になるのは、何を大事だと思っているかと、実際にどれだけ感じられているかの差です。
部署による差も大きいため、5つの系統に分けて比較表で整理します。
読み終えると、自分の不満がどこから来ているのかが見えやすくなります。
重要度と実感度のギャップ



なぜ、やりがいがないと感じる人が出てくるのでしょうか?



大事だと思うことほど、実際には感じられていないという差があります。
結論、やりがいの不足は「大事だと思う度合い」と「実際に感じる度合い」の差から生まれます。
内閣人事局の令和6年度アンケートでは、この2つを同じ項目で聞き比べているためです。
周囲から自分の仕事が認められることは、重要度80.3%に対して実感度51.8%でした。
社会の役に立っている実感があることは、重要度77.4%に対して実感度45.7%です。
公務に対する社会的評価が高いことは、重要度64.7%に対して実感度37.5%と最も差が開いています。
| 項目 | 重要度 | 実感度 |
|---|---|---|
| 周囲から仕事が認められる | 80.3% | 51.8% |
| 社会の役に立つ実感がある | 77.4% | 45.7% |
| 組織のミッションに共感する | 75.6% | 55.2% |
| 成長する機会・実感がある | 75.4% | 54.6% |
| 公務への社会的評価が高い | 64.7% | 37.5% |


表のとおり、5項目すべてで重要度が実感度を20ポイント以上上回っています。
この調査も国家公務員が対象ですが、期待と実感がずれる構図は自治体でもよく聞く話です。
つまり、やりがいを求めていないのではなく、求めているのに届いていない状態といえます。
結論として、やりがいがないという言葉の中身は、期待と実感のずれだと考えられます。
成果が数字で見えにくい



頑張っても手応えが薄いのは、なぜでしょうか?



成果が数字にならない仕組みが、実感を弱めている面があります。
結論、公務の成果は数字に置き換えにくく、達成感が積み上がりにくい構造があります。
売上や契約数のような共通の指標がなく、前例どおりに進めた仕事ほど目立たないためです。
予算は単年度で区切られ、複数年かけた取り組みは途中で見えなくなりがちです。
庁内の調整に費やした時間は記録に残らず、成果物としては決裁文書が一枚残るだけになります。
内閣人事局の調査でも、成果や努力に応じた人事や表彰がされていると感じる人は38.7%にとどまります。
この数字も国家公務員が対象ですが、成果が記録に残りにくい構図は自治体でも同じです。
やりがいそのものより、努力が見えないことのほうが先に効いてくるようです。
きつさの中身をもう少し広く知りたい方は、公務員がきついと言われる理由も参考になります。
結論として、自分の仕事を自分の言葉で測り直せるかどうかが、実感の分かれ目になります。
部署でここまで変わる



部署によって、やりがいはそんなに変わるのでしょうか?



同じ役所でも、別の仕事といえるほど感じ方は変わります。
結論、やりがいの質と量は、配属される部署の系統でかなり変わります。
住民との距離、扱う金額の規模、繁忙の波が、系統ごとにまるで違うためです。
市民窓口は感謝が直接届く一方で、件数の多さと苦情対応の重さが常につきまといます。
企画・財政は市全体を動かす手応えがある反面、庁内調整と予算期の残業が続きます。
福祉は人の人生に深く関わり、防災・土木は非常時にこそ真価が問われる仕事です。
| 部署の系統 | やりがいの源 | 大変なところ |
|---|---|---|
| 市民窓口 | 感謝が直接届く | 件数が多く苦情対応もある |
| 企画・財政 | 市全体を動かせる | 庁内調整と残業が重い |
| 福祉 | 人生に深く関われる | 精神的な負荷が大きい |
| 防災・土木 | 生活基盤を守れる | 災害時は昼夜を問わない |
| 税 | 公平性を守る要になる | 滞納整理で対立も起きる |


表のとおり、やりがいの形は系統ごとに別物と考えたほうが近道です。
忙しさの実際は、市役所の激務部署ランキングで詳しく比較しています。
逆に落ち着いて働ける系統を知りたい方は、市役所で比較的楽な部署も見ておくと選択肢が広がります。
結論として、やりがいを感じにくいときは、自分と部署の相性を疑ってみる価値があります。
やりがいを取り戻す道
やりがいが薄いと感じたときに取れる道は、大きく3つあります。
部署を変える、仕事の意味を捉え直す、外に出る、の3つです。
どれが正解ということはなく、モチベーションを立て直すために順番に試せる選択肢と考えてください。
辞める判断は最後で構いませんが、選択肢として持っておくだけでも気持ちは軽くなります。
ここからは、一つずつ実際に使える形で見ていきます。


異動と部署選びで変える



部署を変えたいとき、希望は通るものでしょうか?



制度を正しく使えば、通る可能性は上がりやすくなります。
結論、やりがいが薄いときにまず試す価値があるのは、部署を変える動きです。
多くの自治体には自己申告制度や庁内公募があり、意思表示が記録として人事に残るためです。
自己申告書には「行きたい」だけでなく、そこで何ができるかを具体的に書くほうが通りやすくなります。
自己申告制度や庁内公募は、募集の時期を逃さないことが第一条件になります。
私の周囲でも、3年続けて同じ希望を書き続けて配属が実現した人がいます。
一度で通らなくても、記録が積み上がるほど検討の対象になりやすい仕組みです。
昇任と配属は連動する場合があるため、市役所の出世コースと昇任試験も併せて確認しておくと判断しやすくなります。
結論として、待つのではなく制度に乗せて動くほうが、環境は変わりやすくなります。
仕事の意味を捉え直す



部署がすぐに変えられないときは、どうすればよいでしょうか?



目の前の仕事が誰に届くのかを、言葉にしてみるのが有効です。
結論、部署を動かせないときは、自分の仕事が誰の生活に届くかを言語化してみてください。
国家公務員を対象にした内閣人事局の調査で最も実感度が高かったのは裁量の68.7%で、任され方は自分の工夫でも広げられるためです。
補助金の審査業務なら、その先にいるのは事業を続けたいと願う市内の店主です。
収納の督促業務なら、守っているのは期限内に納めている大多数の住民の公平さになります。
業務の宛先を一行で書き出すだけでも、同じ作業の見え方は変わってきます。
半年ごとに宛先を書き直すと、自分の関心がどこへ移ったかにも気づけます。
前例踏襲に見える仕事でも、住民から見れば毎回が初めての手続きです。
慣れた作業ほど、受け取る側の緊張を想像する余地が残っています。
小さな改善を一つ入れるだけでも、任されている感覚は戻ってきます。
結論として、やりがいは与えられるものだけではなく、意味づけで取り戻せる部分があります。
外に出る選択肢も持つ



やりがいのために辞めるのは、早すぎるでしょうか?



辞めるかどうかは別として、選択肢を持つだけでも効果があります。
結論、外に出る選択肢を持っておくこと自体が、やりがいの回復に役立ちます。
やりがいの実感と勤め続ける意思には、はっきりした相関が出ているためです。
内閣人事局の令和6年度調査では、継続して勤めたい層の働きがい実感は76.5%でした。
一方で、数年以内に辞めたい層の働きがい実感は20.2%まで下がります。
この調査は国家公務員が対象ですが、やりがいと定着が結びつく構造は職場を問わず共通します。
実際に外へ出た人の話を読むと、判断の材料は一気に増えます。
公務員を辞めてよかった人の実際には、辞めた後に何が変わったかがまとめてあります。
一方で、公務員が転職しない方がいいケースにも目を通しておくと、勢いだけで動かずに済みます。
求人を眺めるだけでも、自分の経験が外でどう評価されるのかが見えてきます。
やりがいの整理を第三者と一緒に進めたい方は、無料の転職相談を使う方法もあります。
結論として、外の選択肢を知ったうえで残る決断は、やりがいを取り戻す力になります。
公務員のやりがいFAQ
ここまでで触れきれなかった疑問を、6つにまとめて整理します。
数字を挙げた回答は、いずれも国が公表している資料の実値です(2026年8月時点)。
気になる項目から読んでみてください。
- 公務員になってよかったことは何ですか?
-
生活の土台が安定し、長い目で地域に関われる点を挙げる人が多いです。
内閣人事局の令和7年度アンケートでは、職場が総合的に働きやすいと答えた職員が67.5%でした。
この調査は国家公務員が対象ですが、勤務条件が制度で定まっている点は自治体でも同じです。
加えて、担当した仕事の影響が住民全体に及ぶ手応えも、よかったこととしてよく語られます。
そのため、安定と貢献の両方を求める方には向いている職業といえます。
- 公務員のやりがいの例文は?
-
志望動機では、抽象的な言葉ではなく自分が見た場面を書くほうが伝わります。
「地域に貢献したい」だけでは、ほかの受験者と同じ文章になりやすいためです。
例えば「窓口で制度を知らずに損をする人を減らしたい」のように、対象と行動をそろえます。
そのうえで、なぜ自分がそう思ったのかという経験を一つ添えると具体性が増します。
書き方の型は、市役所転職の志望動機の書き方で詳しく紹介しています。
- 地方公務員にはやりがいはないですか?
-
やりがいがないということはなく、感じ方が部署と本人の相性で大きく変わります。
国が公表している職員の意識調査は国家公務員が対象で、地方公務員の実感率を示す公的な統計は見当たりませんでした。
そのため、割合ではなく、住民との距離や担当する仕事の規模から判断するほうが確実です。
少なくとも、住民の生活に直接触れる機会は国の機関より多い傾向があります。
感謝が届く距離を重く見る方ほど、地方公務員のやりがいは感じやすいはずです。
- 一番やりがいのある部署はどこですか?
-
一番と言い切れる部署はなく、何にやりがいを感じるかで答えが変わります。
感謝を直接受け取りたいなら市民窓口、市全体を動かしたいなら企画・財政が近いです。
人の人生を支えたいなら福祉、生活の基盤を守りたいなら防災・土木が向いています。
公平さを守る役割に意義を感じるなら、税の系統もやりがいが見えやすい仕事です。
忙しさとのバランスは、市役所の激務部署ランキングで比較できます。
- やりがいを感じている公務員は何割?
-
国家公務員では57.2%が働きがいを感じていると回答しています(2026年8月時点)。
出典は内閣人事局の令和7年度職員アンケートで、回答者は62,953人です。
推移は令和5年度58.0%、令和6年度55.6%、令和7年度57.2%で、6割弱で推移しています。
地方公務員を対象にした同じ種類の公的調査は確認できなかったため、この数字は国家公務員のものです。
市役所職員の割合として当てはめると、実態とずれる可能性があります。
- 民間から転職してやりがいは感じますか?
-
感じられる方は多い一方で、成果の測り方の違いに戸惑う時期があります。
民間企業では数字で示せた貢献が、公務では手続きの正しさとして評価されるためです。
その物差しの切り替えができると、影響範囲の広さが手応えに変わってきます。
私自身も民間から市役所へ移り、半年ほどで見え方が変わりました。
転職後の実際は、民間から公務員への転職でも紹介しています。
まとめ|やりがいの見つけ方
結論、公務員のやりがいは待っていて届くものではなく、自分で在りかを探す仕事です。
公務員の魅力も同じで、在りかに気づけたときにはじめて実感できるものです。
国の調査では働きがいを感じる職員が57.2%で、多数派といえる水準にありました。
一方で、大事だと思う度合いに実感が追いついていない項目も並んでいます。
つまり、やりがいがないという声の多くは、期待と実感のずれから生まれています。
やりがいが薄いと感じたら、部署・意味づけ・外の選択肢の順に試してみてください。
- 働きがい実感は57.2%
- 裁量の実感が最も高い
- 不足は期待とのずれ
- 部署でやりがいは変わる
- 出口を持つと軽くなる
本記事の数値は、内閣人事局と人事院が公表した資料の実値を参照しました。
主な出典は内閣人事局「令和7年度 国家公務員の働き方改革職員アンケート結果」と人事院「総合職試験等からの新規採用職員に対するアンケート調査の結果」です。
いずれも国家公務員を対象にした調査で、地方公務員は含まれていません(2026年8月時点)。
地方公務員のやりがいを直接測った公的統計は、今回の調査では確認できませんでした。
そのため、自治体の話は現役職員としての実感と部署ごとの傾向で補っています。
職場環境そのものを比べたい方は、働きやすい市役所ランキングも参考になります。
どんな業務が待っているのかを先に知っておくと、やりがいの見当もつけやすくなります。
やりがいは一度見つけて終わりではなく、部署が変わるたびに探し直すものです。
だからこそ、感じ方が変わったこと自体を悪いことと決めつけないでください。
その揺れ幅も含めて受け止められると、長く続けられる働き方が見つかります。
やりがいの在りかが分かれば、残る判断は「自分が何を優先するか」だけになります。











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