- 育休3年は本当に取れるのか
- 時短のまま働き続けられるか
- 復帰後の配属が読めない
公務員から転職した女性のリアルを探して、この記事にたどり着いた人は多いはずです。
結論、30代の女性職員が迷う原因は能力でも意欲でもなく、制度と生活時間の噛み合わせにあります。
この記事では現役の市役所職員である私が、育休と時短が実際どう運用されているかを出典つきで整理しました。
民間企業から市役所へ転職した経験と、育休や時短を経て働く同僚を近くで見てきた立場からの整理です。

- 現役の市役所職員
- 10年超の試験動向を把握
- 民間からの転職経験あり
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市役所で働きたい人に現役職員としての知識と転職経験を情報発信しています。

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先にお伝えしておくと、この記事には転職エージェントの広告を置いていません。
あなたが転職しても筆者の収益にはならないため、残る結論も動く結論も同じ重さで書けます。
だからこそ、制度を使って残る道についても同じ分量で書くつもりです。
なお、本記事で紹介する事例は特定を避けるため一部再構成しています。
女性が公務員を離れる理由

女性職員が公務員を離れる場面には、いくつか決まったタイミングがあります。
市役所の女性職員が働き方を見直すのは、たいてい結婚・出産・復帰のいずれかが重なった時期。
そもそも公務員は離職そのものが少なく、市役所の離職率を比較した記事では全体平均が約1.4%前後でした(総務省「地方公務員の退職状況等調査」・2026年7月時点)。
数が少ないぶん、離れた人の理由が語られる機会も少ないのが実情です。
結婚で変わる働き方

結婚を機に働き方を変える女性職員は、やはり多いのでしょうか。



多いのですが、理由は仕事内容よりも勤務地と生活時間にあります。
結論、結婚で公務員を離れる女性の多くは、仕事が嫌になったのではなく勤務地を動かせなくなったケースです。
地方公務員は採用した自治体の区域で働くことが前提で、勤務地の選択肢がほとんどありません。
配偶者の転勤や実家の事情で生活の拠点が変わっても、職場だけは動かせないという構造。
民間なら勤務地変更や在宅勤務で調整できる余地がありますが、自治体には同じ仕組みが用意されていません。
通勤が片道1時間を超えると、保育園の送り迎えと勤務時間が物理的に噛み合わなくなります。
実際に「仕事は好きだったが、通勤と送迎の両立が無理だった」と話す元職員もいました。
結婚を機にした退職は、意欲の低下ではなく生活の側の制約が先に限界を迎えた結果だと考えられます。
出産と異動が重なるとき



出産のタイミングは、仕事の都合と合わせられるものでしょうか。



そこが難しいところで、内示と出産予定日は別々の理屈で決まります。
結論、出産と人事異動が重なる時期のずれが、本人に必要以上の負担感を与えています。
自治体の異動内示が出るのは年度末で、着任日は4月1日というのが通例。
一方の産前産後の休暇は出産予定日を基準に始まるため、人事の都合とは無関係。
産後8週間は原則として就業できないと法令で定められています(労働基準法第65条・2026年7月時点)。
そのため新しい課に着任した直後に長期の休みへ入る形になり、引き継ぎが二重に発生します。
制度上は当然の権利にもかかわらず、当人が「申し訳ない」と感じてしまうのはこの構造が原因。
妊娠を機に退職を考える職員が出るのも、体調の問題だけが理由ではありません。
気持ちの整理がつかないときは、公務員を辞めたい人向けに離職率と選択肢をまとめた記事も参考になります。
30代で迷いが強まる理由



30代になってから、公務員を続けるかどうかの迷いが強くなりました。



30代は民間の求人が最も広がる時期と、子育て期が重なるからです。
結論、30代の女性が迷いやすいのは、転職市場の入口と子育て期が同じ時期に重なるからです。
実際に令和6年の女性の転職入職率は10.8%で、男性の8.7%を上回っていました(厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」・2026年7月時点)。
未経験を受け入れる求人の幅は30代前半までが最も広く、そこから徐々に狭まっていく傾向。
同じ時期に子どもが小さければ、平日に使える時間はほぼ固定されて動かせません。
転職活動に充てる時間と、子どもと過ごす時間が正面からぶつかる形になります。
だからこそ30代の迷いは、決断力ではなく時間の配分の問題として扱ったほうが前に進みやすいもの。
年齢がもう少し上がった場合の見通しは、年代が上がったあとの転職を数字で検証した記事で確認できます。
育休と時短の実際の運用


制度としてあることと、現場で実際に使えることは別の話です。
公務員の産休や育休は手厚さばかりが語られ、運用の実際に踏み込んだ解説はほとんど見当たりません。
知りたいのは制度が用意されているかではなく、実際に使えるかどうかというところでしょう。
ここでは条文の引き写しではなく、制度が転職を考える人にどう効くかを出典つきで整理します。
育休3年は取れるのか



公務員の育休は3年取れると聞きましたが、本当なのでしょうか。



制度としては本当ですが、実際に3年まで使う人は多くありません。
結論、制度上は子が3歳になるまで取得できるものの、実際の復帰は1年前後が中心です。
地方公務員の育児休業は、子が3歳に達する日まで取得できると法律で定められています(地方公務員の育児休業等に関する法律・2026年7月時点)。
民間の育児休業は原則として子が1歳までで、保育所に入れない等の要件を満たすと最長2歳まで延長できる仕組み(育児・介護休業法・2026年7月時点)。
期間だけを比べれば、公務員が明らかに長い設計になっています。
ところが手当が支給されるのは、原則として子が1歳に達する日までです。
保育所に入れない等の要件を満たせば1歳6か月まで、さらに要件が続けば最長2歳まで延長できます(地方公務員等共済組合法・2026年7月時点)。
この給付は雇用保険の育児休業給付ではなく、共済組合の育児休業手当金という制度です。
支給率は標準報酬の日額の67%で、180日を過ぎると50%に下がります(地方職員共済組合の解説・2026年7月時点)。
つまり2歳を超えた期間は無給となり、家計だけで生活を支える必要が出てきます。
復帰の時期を実質的に決めているのは制度の上限ではなく、手当が切れるタイミングだというのが実態。
なお地方公務員の女性職員の育児休業取得率は、令和5年度で100.4%でした(総務省「令和5年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果」・2026年7月時点)。
100%を超えるのは、その年度に取得できるようになった職員数を分母にしているためです。
取得すること自体は当たり前になった一方で、いつ戻るかは各家庭の事情で大きく割れています。
転職を考えるなら、この「3年取れるが1年で戻る人が多い」というずれを前提に置いてください。
時短勤務で変わること



時短勤務にすると、仕事や給与はどのくらい変わるのでしょうか。



勤務時間の分だけ給与は下がりますが、仕事量は自動では下がりません。
結論、時短で確実に変わるのは給与であり、仕事量と評価は自動的には調整されません。
地方公務員の育児短時間勤務は、子が小学校就学の始期に達するまで利用できる制度(2026年7月時点)。
勤務形態は、週5日で1日3時間55分・週5日で1日4時間55分・週3日で1日7時間45分の3つが基本です。
4つ目は週3日のうち2日を7時間45分、1日を3時間55分にする形(地方公務員の育児休業等に関する法律/総務省「地方公務員の育児と仕事との両立支援制度」・2026年7月時点)。
給与は勤務時間に応じて減り、週5日で1日4時間55分なら通常の約63%が目安(週24時間35分÷週38時間45分から算出・2026年7月時点)。
2026年7月時点では、1日2時間まで勤務時間を短縮できる部分休業という選択肢も用意されています。
ただし部分休業は、勤務しない時間の分だけ給与が減額されます(2026年7月時点)。
民間の短時間勤務は3歳未満の子を養育する社員への措置が中心で(育児・介護休業法・2026年7月時点)、就学前まで使える設計は多くありません。
制度の幅だけを見れば、公務員側が明らかに恵まれた状態。
問題はここからで、担当する案件が勤務時間に比例して減るとは限りません。
窓口の当番や法定期限のある事務は、勤務時間が短くなっても総量が変わらないことがあります。
「早く帰れるようにはなったが、持ち帰る気持ちの負担は増えた」と話す職員もいました。
時短は時間を買う制度であって、仕事量を減らす制度ではないという点は押さえておきたいところ。
復帰後の配属の現実



育休から戻ると、元の職場に戻れるものなのでしょうか。



原職に戻れるとは限らず、復帰と定期異動が重なることもあります。
結論、公務員の復帰は原職復帰が保証されておらず、別の課へ配属されることがあります。
育児休業からの復帰は年度替わりに合わせることが多く、そこに定期人事異動が重なる形。
結果として、休業前とはまったく違う分野の課に着任する例が出てきます。
民間では原職または相当職へ戻すよう配慮することが求められています(育児・介護休業法の指針・2026年7月時点)。
この差は制度の優劣ではなく、異動を前提に人を配置する公務員の人事の仕組みそのものから生まれています。
短い勤務時間で働きながら、新しい制度や条例を一から覚え直す状況が起こりうるということ。
「復帰したら全然違う課で、覚え直しと送り迎えが同時に来た」という声も聞きました。
転職を考え始める入口がここに置かれている職員は、決して少なくありません。
育児休業からの復帰と転職を同時に検討する人が一定数いるのは、この配属の読めなさが背景にあります。
逆にいえば、復帰後の配属が想定できる職場なら、残るという選択の価値も上がるということ。
女性に多い転職先の傾向


ここで挙げるのは職種の網羅ではなく、時間の制約と噛み合うかで選んだ4つの類型です。
業界ごとの網羅的な解説は公務員の転職先を業界別にまとめた記事に譲ります。
子育て期の転職で先に効いてくるのは、年収よりも勤務時間と裁量の幅の広さ。
ここでは公務員の経験が民間でどう翻訳されるかと、時間の自由度をあわせて見ていきましょう。
事務・管理部門への道



公務員の事務経験は、民間でそのまま通用するのでしょうか。



文書作成・調整・法令確認は、そのまま翻訳できる数少ない経験です。
結論、事務・管理部門は公務員の経験がもっとも素直に翻訳できる入口です。
契約事務・予算管理・文書作成・議会対応で身につく力は、民間の管理部門とほぼ同じ道具立て。
総務・人事・経理・法務・内部監査といった職種が、そのまま候補に入ってきます。
とくに法令や要綱を読み解く力は、コンプライアンス部門や内部統制の仕事で重宝されます。
年収は横ばいで着地することが多く、大きく跳ねない代わりに大きく落ちることも少ない領域。
勤務時間は決算期や監査の時期に山が来るものの、年間を通せば読みやすい部類でしょう。
一方で、成果が数字で見えにくい点は公務員時代とほとんど変わりません。
評価の物差しが変わらないぶん、転職の満足度が上がりにくいという声も聞かれました。
資格を活かす専門職



福祉や保健の職種経験は、外に出ても使えるのでしょうか。



資格と実務が結びついている職種ほど、転職先での評価は安定します。
結論、資格と実務が結びついている職種は、民間でも待遇が読みやすいのが特徴です。
社会福祉士・保健師・管理栄養士・保育士といった資格には、自治体の外にも受け皿があります。
医療法人・社会福祉法人・健診機関・企業の健康管理部門が、主な行き先になるでしょう。
税務の経験は、税理士事務所やコンサルティング会社の実務と接続しやすい領域。
資格職の強みは、ブランクがあっても経験年数がそのまま評価されやすいところにあります。
育児休業や短時間勤務を挟んでいても、実務年数で見てもらえる場面が多いのは大きな安心材料。
収入は横ばいから微増になりやすく、夜勤や当直の有無で振れ幅が出てきます。
「資格があると、面接で説明する言葉が少なくて済んだ」と振り返る人もいました。
ママが選ぶ働き方



子どもがいる状態で、現実的に選べる働き方はあるのでしょうか。



在宅やフレックスを軸に、時間の主導権を取り戻す選び方があります。
結論、子育て中の転職で効くのは職種名ではなく、働く時間を自分で決められるかどうかです。
公務員から転職したママが選びやすいのは、在宅勤務やフレックスタイムを備えた職場。
バックオフィスの事務職、カスタマーサポート、進行管理などが該当します。
いずれも住民対応で鍛えた調整力と説明力が、そのまま仕事の中身になっていくもの。
時短正社員の枠を用意する企業もあり、子持ちの応募を前提にした求人は少しずつ増えています。
ただし在宅可の求人は人気が集中しやすく、条件だけで絞り込むと母数が一気に減ります。
通勤を片道30分縮めるだけで、平日に使える時間は1日1時間近く変わることも。
勤務地と勤務時間を先に決めてから職種を選ぶのが、失敗の少ない順番です。
ここまでの4類型を、活きる経験と時間の自由度で並べて整理しました。
| 類型 | 活きる経験 | 時間の自由度 | 収入の傾向 |
|---|---|---|---|
| 事務・管理部門 | 文書・調整・法令 | 中 | 横ばい |
| 資格を活かす専門職 | 福祉・保健・税務 | 中〜高 | 横ばい〜微増 |
| 在宅・フレックス職 | 調整・進行管理 | 高 | 企業差が大きい |
| 営業・企画 | 対住民の折衝 | 低〜中 | 上振れ余地 |
上振れを狙うなら営業・企画、時間を優先するなら在宅・フレックス職という並びになります。
職種ごとの具体像は、次の記事で業界別に整理しています。
公務員と民間の制度比較


どちらが上かという話ではなく、何を得て何を手放すかという等価交換として見てください。
制度の手厚さだけを比べれば公務員が有利に見えますが、それは選択肢の狭さと表裏の関係。
逆に民間は企業ごとの差が大きく、どこを引くかで見える景色がまるで変わります。
ここでは両立制度・収入と安定・決める前の確認事項という3点を、表にして突き合わせましょう。
育休・時短はどう違うか



両立制度は、公務員と民間でどのくらい差があるのでしょうか。



期間と選択肢では公務員が上ですが、復帰の読みやすさは民間に分があります。
結論、制度の長さでは公務員が勝ち、復帰後の見通しやすさでは民間が勝ちます。
ここまで見てきた制度の違いを、4つの項目で並べて整理しました。
| 項目 | 公務員 | 民間(一般的な水準) |
|---|---|---|
| 育児休業の期間 | 子が3歳に達する日まで | 原則1歳(要件を満たせば最長2歳) |
| 育児短時間勤務 | 就学前まで・勤務形態は4種類 | 3歳未満への措置が中心 |
| 復帰後の配属 | 定期異動を伴うことがある | 原職または相当職への復帰に配慮(指針の努力目標) |
| 収入の安定 | 変動が小さい | 企業ごとの差が大きい |
表の上半分だけを見れば、公務員に残る理由は十分にあります。
ところが下半分の復帰後の配属で、評価が反転する人が出てくるという構図。
長く休める代わりに戻る場所が読めない公務員と、休みは短いが戻る場所が読める民間という対比です。
どちらを重く見るかは、子どもの年齢と配偶者の働き方で変わってきます。
収入と安定の変わり方



公務員を離れると、収入はやはり不安定になるのでしょうか。



金額よりも、振れ幅が大きくなるかどうかで考えると整理しやすいですよ。
結論、公務員から離れて変わるのは金額そのものより、収入の振れ幅と読みやすさのほうです。
公務員の給与は条例と給料表で決まるため、勤め先の業績で上下することがありません。
景気が悪い年でも収入の見通しが立つ点は、女性公務員のメリットとしてよく挙げられる部分。
働きやすいと評価されるのも、両立制度と収入の予測可能性がセットになっているからでしょう。
ただし短時間勤務を選べば、給与も勤務時間に応じて減っていきます。
週5日で1日4時間55分を選ぶと通常の約63%が目安になるため、安定していても額は小さくなる計算(2026年7月時点)。
一方の民間は、同じ職種でも企業によって年収が数百万円単位で違ってきます。
転職で必ず下がるとも限らず、30〜34歳では賃金が増えた人が46.1%・減った人が24.2%という調査結果もありました(厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」・2026年7月時点)。
つまり平均で語れる話ではなく、どの企業を選ぶかで結果が決まる世界ということ。
安定を手放す不安があるなら、まず時短中の減額を試算してから比べてみてください。
決める前に確かめること



結論を出す前に、確かめておくべきことはあるのでしょうか。



制度・時間・収入の3点を、残る場合と動く場合の両方で並べてみましょう。
結論、残る場合と動く場合で確かめる項目は違い、比べる前に並べる必要があります。
残ると決めた人が真っ先に調べるべきは、これから使える両立制度の残量です。
動くと決めた人が調べるべきは、転職先での育児休業と短時間勤務の取得実績のほう。
制度が就業規則にあるだけの企業と、実際に運用している企業は別物だと考えてください。
| 確認すること | 残る場合 | 動く場合 |
|---|---|---|
| 制度 | これから使える両立制度を洗い出す | 転職先の取得実績を確認する |
| 時間 | 復帰後の配属を想定しておく | 通勤と勤務時間を試算する |
| 収入 | 短時間勤務中の減額を試算する | 年収の内訳を比較する |
3行を書き出すだけで、迷いの正体が制度なのか時間なのか収入なのかが見えてきます。
それでも結論が出ないときは、公務員が転職しない方がいいかを条件別に整理した記事で自分の側を確かめてみてください。
動くと決めたあとの段取りは、公務員の退職の伝え方をまとめた記事に手順を整理しています。
在職中に情報を集めるだけなら退職を伴わないため、判断材料だけが静かに増えていくもの。
よくある質問


ここまでで、制度の実際と選択肢の並びはおおむね見えてきたはずです。
とはいえ、自分の状況に引き寄せると細かい疑問が残るもの。
そこで最後に、育休や短時間勤務をめぐって寄せられることの多い疑問を5つに絞って答えます。
いずれも制度の条文だけでは判断しづらく、実際の運用まで見ないと答えが出ない論点ばかりでしょう。
- 女性が公務員から転職するのは難しいですか?
-
能力の問題ではなく、経験を民間の言葉に置き換える作業に時間がかかるだけです。
契約事務・予算管理・法令確認・住民対応は、民間の管理部門や専門職でそのまま通用する実務。
難しく感じる最大の理由は、身近に成功例が少ないことにあります。
市役所全体の離職率は約1.4%前後で、民間の14.2%に対して10分の1ほどの水準でした(2026年7月時点)。
出典は総務省「地方公務員の退職状況等調査」と厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」です。
- 公務員の育休は3年取れますか?
-
地方公務員の育児休業は、子が3歳に達する日まで取得できると法律で定められています(地方公務員の育児休業等に関する法律・2026年7月時点)。
ただし共済組合の育児休業手当金は、原則として子が1歳まで、要件を満たせば最長2歳までの支給です。
支給率は標準報酬の日額の67%で、180日を過ぎると50%に下がります(地方公務員等共済組合法・2026年7月時点)。
2歳を超えた期間は無給となるため、家計の見通しが立つかどうかで実際の期間が決まります。
制度上は3年でも、1年前後で復帰する人が多いのはこのためだと考えてください。
- 育休中や時短のまま転職できますか?
-
制度としては可能ですが、応募先の理解が得られるかどうかで難易度が大きく変わります。
育児休業中の応募は時間を確保しやすい半面、選考が長引くと復帰時期と重なってしまう点に注意。
短時間勤務のまま動く場合は、転職先で同じ勤務形態を継続できるかを先に確認しておきましょう。
就業規則にあるだけの企業と、実際に取得実績のある企業は別物として扱うのが安全です。
- 30代からでも転職先はありますか?
-
未経験を受け入れる求人の幅は30代前半までが最も広く、選択肢は十分に残っています。
事務・管理部門、資格を活かす専門職、在宅やフレックスを備えた職場が主な受け皿。
令和6年の転職入職者は492万人で、そのうち女性が258万人を占めていました(厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」・2026年7月時点)。
同じ状況で動いている人が増えている以上、年齢そのものを理由にあきらめる必要はありません。
- 子どもがいると転職は不利になりますか?
-
不利になるかどうかは、応募先が両立を前提に人を採っているかで決まります。
子持ちの応募を想定していない職場を選ぶと、条件交渉の段階でつまずきやすくなるもの。
逆に時短正社員の枠や在宅勤務を用意している企業では、家庭の事情が前提として扱われます。
勤務地と勤務時間を先に固めてから職種を選ぶと、不利になりにくい順番で進められるでしょう。
まとめ|30代女性の選び方


結論、公務員から転職した女性の分かれ道は、制度と生活時間の噛み合わせにありました。
結婚では勤務地、出産では異動とのずれ、復帰では配属の読めなさが原因。
育休は子が3歳まで取れる一方、手当は原則1歳・最長2歳まで(2026年7月時点)。
短時間勤務は就学前まで使えますが、仕事量までは自動で減りません。
だからこそ残る選択肢と動く選択肢は、同じ土俵で比べる価値があります。
制度が使い切れていないなら残る、見通しが立たないなら動く、という順番。
- 育休は子が3歳まで取得できるが、手当は原則1歳・最長2歳まで
- 短時間勤務は就学前まで4種類から選べ、給与は約63%が目安
- 復帰は原職復帰が保証されず、定期異動と重なることがある
- 地方公務員の女性の育休取得率は100.4%で取得自体は当たり前
- 転職先は職種より、勤務地と勤務時間から先に決めると外れにくい
迷いが晴れないうちは、制度・時間・収入の3行を書き出すところから始めてみましょう。
残るか動くかを条件別に整理した記事は、次のボタンから読めます。











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